炊き立てご飯と田舎みそ

3歳のおしゃまなマル子と、最近生まれたポン太郎の母であり、医療系の専門職。子育ての話や専門職目線の話などを綴っています。

「経産婦は陣痛が来たらはやい」という話

 

今回の出産、実は第一子マル子の時よりも時間がかかりました。

タイミングの安定しない鈍い痛みとハリが長く、

本当に分娩が始まってからは2時間弱という慌ただしさ。

経産婦は陣痛から分娩までが早いという言葉にびびって早めに入院したものの、

結局「勘違いだったのでは?」と申し訳なるほど長引きました。

ハリは少しずつ強くなってきていても、NSTをつけるたびに

「これではまだお産にはならんなぁ」とナースさんに言われて撃沈。

前回の陣痛のことをほとんど忘れてしまったので、ひたすら待つのみ。

 

ドプラをしてくれたナースさんによると、心音の位置がまだまだとのこと。

ポン太郎の心音は私のおへその左5センチくらいにあって、

これがおへそのあたりまでくると頭が降りてくるのだそう。

 

夕方、明らかに痛みの質が変わって、痛みの間立てなくなりました。

様子をみにきてくれたナースさんにそのことを伝えますが、

「う〜ん…さっきの様子やとまだまだやわ」とのこと。

がっかりしながら痛みに耐えるものの、震えるほどの痛みになっていく。

 

家族が来てくれたので背中をさすってくれながら、

「この痛さは普通じゃないよ。これは産まれるから看護婦さんよぼう」

といわれるも

「いや、さっきまだっていわれたから、呼ばないで」と拒否。

これで「まだまだ」と言われたらいよいよ恥ずかしい、おかしなプライド。

ところが、会話もできないほど痛くなり、「やっぱり呼んで!」と。

 

やってきたナースさん、

「うん●したい感じ?じゃあ分娩室行こう。はい、立って」

私に指一本触れることなく判断して、分娩室へ。

 

その結果、

 

分娩台に乗ってからはすぐに破水・子宮口全開になり、15分ほどで出産。

ギリギリまでいきみのがしをがんばった効果か、会陰切開もなしでした。

 

お陰で安静解除後からはスタスタ普通に歩ける元気さ。

経産婦は痛いと聞いていた後陣痛も大したことなく、ピンピンしていました。

「上手なお産だった」と褒めてもらえたけど、なるほど、という感じ。

マル子の時は退院前日までヘロヘロだったので、違いを実感しました。

 

ただやっぱり経産婦は骨盤の歪みが出やすいのか、

1ヶ月立った今でも恥骨や尾てい骨あたりの鈍い痛みが残っています。

 

骨盤ベルトを巻くとだいぶ楽です。

入院中は産院から「トコちゃんベルト」の貸し出しがあったのですが、

今は産前から使っている骨盤ベルトのお世話になっています。

⬇︎コレ 

 ぎゅっと締めやすいので気に入っています。

妊娠中はこれを締めて座ると、太ももに食い込んでいたかったのですが

今はそんなこともなく快適に使えています。

「骨盤ベルトをしていたらお尻が小さくなった」

と友人が言っていただので、それも期待して使用を続けてみます。

めん棒浣腸

まもなく生まれて1ヶ月を迎えます。

便秘をしやすいポン太郎なので、3日に1回くらいで浣腸をしています。

 

マル子のときはお世話にならずに済んだめん棒浣腸。

今回は病院で聞き流していた浣腸の仕方をじっくり思い出して、

病院でもらった冊子とにらめっこをしながら頑張っています。

頑張っているのは親子共々。

案外ポン太郎が泣かずに受け入れてくれるのが救いです。

 

めん棒浣腸は、めん棒にオイルを染み込ませてお尻に入れるわけですが、

最初は家にベビーオイルを準備していなかったので、

家にあるもので何が適切なのかをいくつか試してみました。

 

①オリーブオイル

家に新鮮なものがなかったので断念しました。

 

②ホホバオイル

インターネットにホホバオイルを使ったという人がいたので、試してみました。

精製度の高いやつです。

めん棒がしっかりオイルを含んでくれますが、それほど滑りは良くなく、

小さなお尻には入りにくいかなぁ。

 

③スクワランオイル

これも一応、紹介されていたのでいいのかなとおもって使ってみました。

精製度の高いやつです。一応不純物が少ない方がいいかと。

さらっとしているので、これまた滑りはあまり良くありません。

お尻はツルスベになりました。

 

④ベビーワセリン

オイルがしっくりこなかったので、買ってきてもらいました。

めん棒にコッテリ塗って使いました。めん棒が倍の太さになるくらいです。

オイルと違ってめん棒が吸ってしまったり、垂れたりしないので使いやすいです。

滑りがいいので気持ち的にも勇気を持ってしっかり押し込めました。

 

【保湿クリーム】ベビーワセリン 100g(乾燥肌 パラベンフリー)

【保湿クリーム】ベビーワセリン 100g(乾燥肌 パラベンフリー)

 

 

 

結果、私にはベビーワセリンが1番合っていました。

赤ちゃんが使う前提で作られているものなので、安心して使えます。

ちなみにベビークリームを紹介しているサイトもありましたが、

個人的にはクリームは色々なものが含まれているので避けました。

もしかしたらすごく使いやすいかもしれないので、

おすすめなどがあれば知りたいところです。

 

さて、そろそろ乳児湿疹も出てきているポン太郎。

マル子がアトピっ子なので、ただの湿疹かアトピーか気になるところ。

わたしも夫もアレルギー系なので、慎重にお付き合いしていこうと思います。

トランクスヘアー

ベジータの息子のトランクス。

彼の髪型みたいな、前髪センターパーツのショートボブ。

あんなモードな髪型が似合うといいなぁ。

ずっとショートヘアなのですが、ちょっと目指してみよう。

産後ですが、夫と母の計らいで美容室にいってきました。

すごい気分転換になりますね。

育児していて何が辛いというと、わたしは社会との繋がりが減ることが辛いです。

他にもめちゃくちゃたくさん大変なことはありますが、

家族以外とのコミュニケーションが極端に減るのが本当に辛い。

我が家は核家族なので、自宅にいれば夫以外の大人とは接点がなくなります。

せいぜいスーパーやドラッグストアのレジでのやり取りくらい。

するとなんだか、世界がどんどんせまくなるんですよね。

そして、自分なんか取るに足らない者のような気がしてしまう。

自己肯定感が低くなって、育児も不安が強くなってきたり。

自分のよくないところですが、

支援センターでのママ友作りはあまり向いていませんでした。

マル子のネンネ〜タッチくらいまでは支援センター通い

しましたが、

育休復帰が決まっていたので、支援センターのママ友は長い付き合いにはならないし、

そう思うとニコニコしながら会話に参加するのもなんだかしんどくて。

結局、新しいコミュニティを作れるほど、産後はゆとりがなかったんですね。

だから、プレママさんたちにオススメしたいのは、

出産までに昔の友達と会ったり、習い事や仕事の仲間との関係を密にしたり、

とにかく産後の自分が参加しやすいコミュニティを作ることです。

自分が社会の中にきちんと参加している、していた、今後もできる、

という実感ってすごく大切ですよ。

そんなわけで美容室。

これは頭もさっぱりするし、家にいるよりちょっとオシャレするし、

なによりひとりの人として(母、妻としてではなく)尊重してもらえて、

本当に気分爽快です。

3週目

ポン太郎、生後3週間目を迎えています。

3時間ペースで起きたり寝たり、授乳したり。

1日トータル13時間前後寝ています。

新生児の睡眠とかでググると、これは多い方ではないみたいです。

でもあまり泣かないポン太郎なので、起きてても割と親はラク

マル子は新生児期目が覚めているとずっと泣いていたので、

想定よりはだいぶ落ち着いた生活ができています。

3時間くらいで空腹で起きて、授乳したらウトウト。

たまに寝なくて、次の授乳までキョロキョロしたり遊んだり。

そんな感じなので、夜に起きてるタイミングが来ると3時間夜勤。

里帰りが終わればマル子の保育園が始まるので、

自然に生活リズムが付いてくると思うので、今は気にしない。

この感じ、マル子の時より余裕できたなぁと思います。

心配しているのは自分のことで、悪露が続いていること。

まだしっかり鮮血がでてくる。

一応、産院から言われている目安ではもう鮮血は止まるんだけどな。

量は減ってきてるけど、家事とかすると増える。

来月の1ヶ月検診で相談しなくちゃ。

そらまめ

令和ボーイ生まれました。

すこしまえです。

むしろ、そろそろ床上げなんですけどね。

落ち着いてきたということで、やっとブログも書けそうです。

新生児に合わせて、夜起きたり昼寝たりしています。

夜は2時間とかしか寝てないけど、わりと眠気はそれほどでもないです。

もちろん眠いですけどね!!

色々、カウンセリングを受けたりした効果もあってか、

すなおに赤ちゃんを可愛いとかんじられるじぶんがいます。

よかった。

そして、本当にかわいい。

この何も掴んだことのない柔らかい指、何も踏んだことのない足の裏、

少しずつ丸みの出てきたそらまめみたいなほっぺた。

母乳と、ミルクしか飲んでいないから、体臭もまだ甘いにおい。

いとしい!!

心の焦点が子どもたちに完全に合ってしまって、

子ども以外に対してイライラや不快感が生まれてしまうのが悩みです。

父の日

まる子はパパっ子です。

「ぱぱいやー!」

「ままがいーの!」

も普通にやりますが、パパのことが大好きです。

 

夫が子煩悩なこともあるし、

保育園の送り迎えの担当を夫が担ってくれていることも大きいと思います。

土日も夕飯作りの間2人で公園に行ってくれていたり、

わたしが一人で2泊くらい出かけてしまっても仲良しできる父娘です。

 

そんな2人が、この度里帰り出産の煽りを受けて離れ離れに!

夫が自宅に帰ったその日は、寝る前に布団のなかで30分くらい泣き続け

その後も目がさめると、「パパがいない・・・」

昼寝の時にも「パパがいないの・・・」「パパいつ来るの?」

と、毎日ショボンとしています。

 

ごめんね。

 

実家は敷地内別居で姉夫婦とその子たちが住んでいるのですが、

そちらにはパパがいるのも少し切なさをますみたいです。

楽しく遊んだ後、「パパいない・・・」とショボン。

 

親の都合でごめんね。

 

そんなわけで、毎日毎日テレビ電話をしています。

f:id:kare-hax:20190616220646p:plain

我が家のラブラブカップ

しつけはするけど、基本的に娘可愛いセンサーの感度が高い夫。

なんでもかんでも「うちの子可愛すぎる〜〜〜!!!」

と親バカ全開ですが、

離れている分、もう何をしても可愛くて仕方がない様子。

そばで聞いているこっちが笑ってしまうくらい、ラブラブです。

 

いつか反抗期が来たりして、関係も変わっていくのかな。

ずっと仲良ししてて欲しいなぁと思う母です。

 

父の日といっても、忙しくて何も準備してあげられなかったけど、

来年は2人のパパになっているから、しっかり労おう。

おとうさん

今週のお題「おとうさん」

 

イムリーなので、今週のお題をします。

 

第2子出産のための里帰り。

以前の記事にも書きましたが、かなり迷いました。

実は1番の理由は父との関係でした。

 

父は「昭和の父親」と「ガキ大将」を足して2で割った感じ。

ものすごく頑固で、「親は絶対」と子どもに向かって教えるタイプ。

子どもの頃はそういう父親を、正しいと思っていたけれど、

娘たちの目の前で当然のように母を「デブ」「頭が悪い」などという人。

これは本気の悪口ではなくて、そういう言葉を悪い言葉だと学習していない。

それを言われたら人が傷つくとか、周囲は聞きたくない言葉だとか、わからない。

そのくせ自分が少しでもバカにされた、下に見られたと感じると怒鳴り出す。

怒鳴って威嚇して、黙らせる。

コミュニケーションではなくて、それは威嚇。

 

小さい頃から、父のことは好きなのにものすごくイラだちました。

どなられても負けずに言い返したのは姉妹でもわたしだけ。

怒鳴る理由を「親の言うことを聞かないから悪い」という屁理屈だと感じました。

なぜなら、わたしが言いたいことを言い終える前に怒鳴られるから。

言葉遣いが悪い、言い回しが悪いと言われたけれど、

それは確かにそうだったのかもしれないけれど、

話を最後まで聞いて結論に対応してくれてから叱ってくれればよかったのに。

今子育てをして、何度も何度も自分の幼少期のトラウマにぶつかります。

 

ひとりめの里帰り出産の時、ものすごく辛かった。

新生児の夜泣きなんて当然だけれど、ナーバスだったわたしに、

「昨日も泣いてたな」などと声をかける父。

それは単純にそれだけの意味かもしれないけれど、神経質な精神の時なので

「うるさかったかもしれない、もっと早く泣き止ませないと」

と、追い詰められました。

 

出産前にも、父は「良かれと思って」仕事のない日は外出をさせてくれました。

本当は外出先で陣痛が来たり破水したらと思うと不安で、

家の近くにいた方がずっとよかったけれど、意見ができない親子関係でした。

「よかれとおもって」いるのをわかっているから、余計に言えない。

好意を反故にすると、その場では怒らなくても機嫌が悪くなるのも知っていました。

 

そんな風に連れ回して、「明日は〇〇」などと予定を聞かされ、

すると「そこで生まれたら」とプレッシャーになる。

結果的には予定日を大きくすぎたけれど、すると今度は「いつ出てくる?」

初産でいっぱいいっぱいの気持ちが、ゴリゴリとすり減っていきました。

 

産む前からのプレッシャー。

産後も気を使う日々と、実家に帰っているのに実質ワンオペ育児。

平日は両親ともに仕事を続け、週末は父が母を連れて外出してしまう。

結局、三食や洗濯などの世話はしてもらえるものの、新生児と密室生活。

 

そればかりが理由でないことはわかっているけれど、

案の定というか、産後うつのような状態になってしまいました。

娘が育つに連れ、まだ赤ちゃんの娘に父のように声を荒げる自分。

その度に父の顔が蘇って、「これが嫌いだった」「つらかった」と直面します。

それなのに、怒鳴る育児を学習してしまったわたしは変えられない。

 

結局、克服するのに2年半近くかかってしまいました。

今でも時々、自分が叱っているのか記憶の親が怒鳴っているのかわかりません。

 

別れて暮らす生活も長くなって、わたしにはわたしの新しい家族ができました。

確信を持って言えることは、わたしはこちらの家族が大切。

大切にするものが明確になったから、もう大丈夫。

今回の里帰りは、父が想像していたスタイルではなかったかもしれないけれど、

結果としては前回よりもずっとずっといい関係にいる気がします。

このまま自分も子ども達を育てながら成長をして、

いつか「全部含めてよかった」と言えるようにしたい。

 

お父さん。

大人になって、絶対だと思っていた親は全然大したことがないことを知りました。

尊敬するところも、信頼するところもあるけれど、

子どもの頃に感じていたほど、完全なものではなくて、この世の全てでもない。

あなたは家族を無意識に支配下に置こうとしていたんだと思う。

それは日本の当時の男性の、多くの姿だったのかもしれないとも思う。

でも、それは絶対間違っている。

大人になった今だから言える。正しくないと思う。

あなたとは違うやり方で、わたしは子どもを大切にしたいと思います。

だからわたしは、自分の子どもたちに親が必ず正しいとは絶対に教えない。

わたしの持っている知識を総動員して、幸せにするためにがんばるけれど、

子どもも基本的には「個性をもった1人の人」として尊重しようとしています。

「指導者と被指導者」「支配者と被支配者」ではなく、「人と人」として、

親子であることは大前提だけれど、「個」として大切にしたい。

色々気になるかもしれないし、面白くないこともあると思う。

けれど、見守ってください。

それでいつか、わだかまりが溶けたら、ちゃんと向き合えると思っています。