春は名のみの
早春賦ってわたし大好きなのですが、わたしの世代ではかなりマイナーな曲のようです。
大和言葉の美しい言い回しが好きなので、早春賦や冬景色など大好きです。
特に早春譜の三番は初めて聞いた時にときめきました。
春と聞かねば知らでありしを
聞けば急かるる胸の思いを
いかにせよとのこの頃か
いかにせよとのこの頃か
なんというか、初恋のことのようだなぁと思ったのですが、調べたら別にそのような意図はないようです。
ただ、本当にうつくしくて、春の訪れを待ち遠しく思う気持ちが少ない言葉にぎゅぅっと詰まっていて、
日本語って素晴らしいなあとつくづく思います。
一番でウグイスが出てくるのでもう少し後の季節なのでしょうが、
わたしはお正月がすぎてこのくらいの季節になるとこの曲がよぎります。
まだまだ春は遠いのに、すでにワクワクする、せっかちなわたしです。